大規模修繕工事新聞2020年2月号(第122号)
8/56

8東京圏の一般世帯数及びマンション世帯数(注) 平成27年国勢調査に基づき総務省関東管区行政評価局が作成東京都24% 総務省関東管区行政評価局は1月22日、「マンションの適正な管理の推進等に関する調査」を東京圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)で1月~3月に実施すると発表した。 平成27年国勢調査によると、東京圏の分譲マンションは約276万世帯で、全国のマンション居住世帯の約52.2%だった(全国は約528万世帯)。 調査の対象機関は東京都、市区、マンション管理組合等。主要調査項目は①マンション管理の実情②マンションの適正な管理の推進状況。豊島区では平成25年、全国ではじめて管理状況などの届出を義務化している。 総務省としては、適切な修繕が行われていない高経年化したマンションが増加する恐れがあることから、適正なマンションの管理について、区分所有者等の意識の向上や行政機関による関与の強化・充実等を目的に調査を実施。マンション管理の一層の適正化を推進するために活用していくという。 管理組合の自立化への道は2つ。ひとつは理事・監事・各種委員が自らマンション管理を学習し、実践する義務を自覚すること、もうひとつは外部のマンション管理の専門家にマンション管理の指導やアドバイスを依頼すること。 著者は、理事長時代に阪神・淡路大震災を経験し、バブル崩壊後の売れ残り問題に対応。その後、他のマンションでも理事長や修繕委員長を務め、平成13年第1回マンション管理士試験に合格。平成16年に現在のNPO近畿マンション管理者協会を立ち上げた。 あらゆるマンションが管理会社や1級建築士事務所等の「財布にならない」ための対策を徹底解説した1冊となっている。都 県東京都埼玉県千葉県神奈川県東京圏全  国●マンション世帯都道府県別割合その他48%一般世帯マンション世帯マンション世帯率18.8%12.8%13.8%19.1%17.0%9.9%(注) 平成27年国勢調査に基づき総務省関東管区行政評価局が作成6692972603971,6235,333東京圏52%126383676276528単位:万世帯神奈川県14%埼玉県7%千葉県7%『目からウロコ、マンション管理のトリセツ』著者/増永久仁郎発行/幻冬舎ルネッサンス新社新書版・214ページ定価/800円(税別)2020年2月発行ISBN:978-4-344-92545-8『目からウロコ、マンション管理のトリセツ』本の紹介「マンションの適正な管理の推進等に関する調査」総務省関東管区行政評価局1月~3月、東京圏で実施

元のページ  ../index.html#8

このブックを見る