大規模修繕工事新聞2020年2月号(第122号)
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202035◇..3修繕委員会開催の様子修繕委員会の屋上点検エントランスに設置した事務所&掲示板一般社団法人 全国建物調査診断センター業務費の削減)である。 2015年夏、委託管理費が高い印象を受け、管理会社と委託業務費の削減交渉をはじめる。フロントマンではなく、決裁権限を持っている支店長に委託費削減を交渉。支店長からは「10%の値下げはできますが、ただしこれが限界です」という返答があった。 とはいえ、「10%」の根拠とは何だろうかという疑問が浮かぶ。「では、今まで誰も言わなかったから10%高かったのだろうか?」。 ただし、無理な値下げ要求をする管理組合は、結果的に悲惨なことになりかねない。委託業務を改めて双方で確認し、これも必要な部分と不必要な部分を切り分け、なおかつ保守点検会社をメーカー系から独立系への直接契約とし、その結果2016年(16期)の更新の委託業務費は従前より21%減額した契約となった。 管理組合運営に関しては管理規約の改正も実施。理事役員資格要件の緩和、代理人の範囲や専有部分と共用部分の境界の明確化など、基本的な事項を中心に使用細則も実態に合った内容に改定した。 最後にS修繕委員長から「長期修繕計画案による工事や 全国建物調査診断センターでは闘う管理組合を応援しています。現在の管理体制に疑問がある、不満があるという管理組合、また現状を打破したい、適正管理へのきっかけ作りをしたいと考えている管理組合は、ぜひ下記までご連絡ください。〒160−0023 東京都新宿区西新宿8−12−1 サンパレス新宿603☎03−6304−0278 FAX:03−6304−0279 E-mail: info@zenken-center.com●マンション建物概要 ・2001(平成13)年2月竣工 ・RC造・地上6階建て、地下1階建て ・全38戸●大規模修繕工事履歴 ・第1回 2014年9月●管理組合運営適正化への軌跡 ・2013年 修繕委員会を結成 ・2014年 大規模修繕工事実施 ・2015年 委託管理費を改定 ・2016年 管理規約を改定修繕積立金の値上げを提案されても、理事会はこれを受け取って終わりではないはず」と他の管理組合へのアドバイスがあった。 「提案は理事会で検討し、現状と相違はないか、適正か、妥当であるか等を判断するべきでしょう。管理組合の財産がマンションの価値だとすれば、修繕積立金をどのように確保していくかが非常に重要なことだといえます」。

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