大規模修繕工事新聞2020年1月号(第121号)
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202015..7宅内設備を全改修(同軸ケーブル伝送)POFを追加配線して受信周波数変換措置を導入して受信ケーブルテレビを通じて受信フレッツ・テレビを通じて受信 現在、使用しているパラボラアンテナを新4K8K衛星放送対応アンテナへ交換するとともに、①新4K8K衛星放送対応アンテナとブースターの間に「既存設備で伝送できる周波数に変換する装置(ダウンコンバーター)」を設置する②4K・8K受信を希望する世帯に「元の周波数に戻す装置(アップコンバーター)」を設置する方法を導入します。<主な特徴>・既存の受信設備に周波数変換装置を追加するだけで対応可能・アップコンバーターを追加することで、受信を希望する住戸が増えた場合も対応可能・空き周波数がない場合(例:ケーブルテレビ導入マンション等)は利用不可・将来チャンネルが増えた場合、別途対応が必要となる可能性がある首都圏マンションリニューアル事業部 北海道支店 東北支店 横浜支店 中部支店 福岡営業所※テレビ受信向上委員会セミナー資料より※テレビ受信向上委員会セミナー資料より・全住戸へ4K・8K導入可能・改修費用が高額、住民の合意形成が必要・チャンネルが増えても対応可能・希望住戸から順次4K・8K導入可能・大規模なマンションでは導入が難しい・希望住戸から順次4K・8K導入可能・将来、チャンネルが増えた場合に対応できない可能性あり・一般的に月額使用料が必要・伝送方法によっては宅内設備の改修が不要・視聴できるチャンネルが限定される場合がある・一般的に月額使用料が必要・サービス加入マンションでないと利用できない・基本的には宅内改修が不要・視聴できるチャンネルが限定される場合がある新しい改修方法①【問い合わせ先】新4K8K衛星放送コールセンター新しい改修方法②プラスチック光ファイバー(POF)の追加による受信 現在、使用しているパラボラアンテナを新4K8K衛星放送対応アンテナへ交換するとともに、①共用部分へPOF用光送信機を設置する②4K・8K受信を希望する世帯のみにPOF用光受信機を設置するなど、希望する住戸から導入することができます。<主な特徴>・既存の設備はそのままで、希望世帯から順次導入可能・希望する住戸へPOFケーブルを敷設し、POF用光受信機を設置・POFケーブルは電波漏えいが少なく、また細く、柔軟性に優れているため、既設配管への通線が容易で、露出施工をする場合も目立ちにくい・伝送可能距離が最大200mのため、大規模なマンションでは導入が難しい 東京五輪・パラリンピックの開催により、よりよいテレビ受信で競技を観戦したい人が増えています。管理組合の対応が遅れると、新4K8K衛星放送を見たい住戸が待ちきれず、ベランダに勝手に受信アンテナを設置するケースが増えると考えられます。 共用部分であるベランダへの個別アンテナの設置は、マンションの外観を損なうばかりか、アンテナが落下した際の責任問題など、トラブルになりやすい事案です。 こうした問題を避けるためにも管理組合での取り組みが必要となります。マンションの住民から「なぜこれまで、4K・8K受信に設備改修をしなかったのか」などといった苦情が出ないよう、管理組合内での早めの検討と対応を行うべきでしょう。コールセンター運用時間:9時〜17時(土日祝日、年末年始は休み)☎0570-048-001(ナビダイヤル)4K・8K受信方法一覧周波数変換装置の導入による受信マンションの4K・8K受信方法

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