大規模修繕工事新聞2019年8月号(第116号)
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損害保険金費用保険金○○○○○○○○10月1日損保各社改定状況・ 損害保険ジャパン日本興亜、東京海上日動火災:事故件数で保険料が大幅に変更。事故件数0件の場合は10/1以降の保険料が安くなるケースもあり・日新火災:40/100点以上はさほどアップせず、40/100点以下の場合は大幅値上げの予定横浜市港北区 2003年2月竣工・全40戸 昇降機2基 延床面積4,435.76㎡現 契 約43,400万円43,400万円43,400万円43,400万円60%26,040万円26,040万円26,040万円26,040万円3億円(免責0円)1億円(免責0円)174,480円284,094○○○○○××××××○○○4免責0円免責0円免責0円免責0円年間100万円年間100万円年間100万円年間100万円あいおい損害保険三井住友海上火災60%26,040万円3億円3億円(免責0円)(免責0円)1億円1億円(免責0円)(免責0円)440,880456,632免責0円免責1万円免責0円免責1万円免責0円免責1万円免責1万円免責1万円1事故100万円年間100万円○自動付帯日新火災43,400万円60%26,040万円3億円(免責0円)1億円(免責0円)5年一括主契約保険料(個賠含む)872,400円1,420,4701,287,3702,204,4002,283,1601,377,4201年あたり保険料275,484共用動産補償免責0円免責0円免責1万円免責0円64点/100点 大手損保会社は2019年10月、住宅全般の火災保険料の値上げを予定しています。西日本豪雨や大型台風など風水災害が増加していることが原因で、マンション総合保険も大幅な値上げとなる予定です。 モデルマンションを例に、どれほど値上げとなるのか表にしました。 これをみると、現契約の2倍近く、またはそれ以上になる可能性があります。こうした保険料の値上げは管理組合にとっての財政圧迫が避けられません。 日新火災の保険料が安いのは、診断によりマンションの評価を決め、その評価により保険料に差をつけているためです。今モデルマンションの概要補 償 内 容主契約(建物)約定付保割合建物(共用部分)保険金額施設賠償特約個人賠償特約火災、落雷、破裂・爆発、風災・雪災、物体の落下・飛来・衝突等、盗難水濡れ損害破損・汚損損害水災担保電気的事故(設備損害)水漏れ原因調査費用臨時費用失火見舞い費用大阪支店:(06)4804-3123 神戸支店:(078)646-3511回は100点満点中64点のマンションを例としました。評価が高ければ保険料が安く、評価が低ければ保険料は高くなります。 また、大幅な値上げへの対処として単に補償内容を落として安くすればよいというものではありません。 落としてもよい補償項目と落としてはいけない項目の見極め、また免責金額が少ないことなど、保険商品の内容を精査する必要があります。 そのためには満期に合わせて見直しを考えるのではなく、保険会社の動向を予見し、専門家のアドバイスを受けながら、大幅値上げへの対処法の検討をおすすめします。〈取材協力:㈱グッド保険サービス・伊藤昌弘専務取締役〉損害保険ジャパン日本興亜東京海上日動火災60%60%3億円3億円(免責0円)(免責0円)1億円1億円(免責0円)(免責0円)257,474免責0円免責1万円免責0円免責1万円免責0円免責1万円免責1万円免責1万円○自動付帯現契約の2倍以上も10月、マンション総合保険料改定

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