大規模修繕工事新聞2019年1月号(第109号)
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201915..7ライオンズプラザ上野毛管理組合の取り組み【管理委託料の見直し】 管理会社は簡単に委託管理費用の値下げには応じてくれません。 必要な業務と不必要な業務を精査し、その上で費用の見直しを求めても「ゼロ回答」が続いていました。 そこで、他の管理会社6社から相見積もりを取ったところ、競争原理が働き、あっという間に値下げ交渉が管理組合の有利となりました。 この結果、管理会社変更で、年間約120万円の委託費用の削減ができました。 全国建物調査診断センターは11月23日、さいたま市の大宮ソニックシティ904会議室で第37回セミナーを開きました。ここでは「管理組合の自立~居住価値の向上を目指す~」をテーマに、ライオンズプラザ上野毛管理組合の田村新理事長から、管理組合の取り組み例の一部を掲載します。 <構成:編集部>大規模修繕保険事業課【共用部分の電気料の見直し】 管理会社への委託費用の次にお金がかかっているところはどこか。それは共用部分の電気料です。 管理組合では共用部分の照明をLED化し、電子ブレーカーを設置。さらに東京電力から電力小売業者へ切り替え、年間の電気代約15万円の削減ができました。【設備保守点検費に見直し】 エレベーター保守点検はメーカー系から独立系に保守点検会社を変更。月額約3万円、年間約36万円の削減となりました。 また、給水システムは受水槽を撤去する直結直圧方式へ変更する工事を行うことにより、貯水槽清掃業務の約5万円が削減しました。【その他】 管理組合がかける損害保険について、マンション管理の適正性を診断でして保険料の差を設ける保険商品に変更。これにより年間損害保険料は約34万円削減しました。【これからの検討課題】 以上、管理会社のお任せから、「管理組合の自立」により、62戸というマンションの規模で、年額約222万円削減することができました。 今後も「居住価値の向上を目指すマンション」として、管理組合では空きが目立つ駐車場をコインランドリ等他の用途への転用、共用部分の電気代に充てる太陽光パネルの設置、自動販売機の設置や企業広告の設置など、年間200万円以上の収入を目指しています。 また、EV自動車、新エネルギー(水素)、人工光合成パネル等、マンションに取り入れる可能性があるものはたくさんあります。 自立した管理組合として、いろいろな企業と交渉することができるのです。これらの交渉が成立しましたら、みなさんにもその都度お伝えいたします。大宮ソニックシティ会場の様子セミナー後に質疑応答を受ける田村理事長同様に相談を受ける全建センター理事らTEL:03-6824-9440 FAX:03-3562-8031052-212-521006-6232-5033092-436-1388ライオンズプラザ上野毛管理組合1994年竣工・6階建て・62戸+1店舗11/23 さいたま市・大宮ソニックシティ904会議室にて紙 上 採 録申込累計4,000棟!(2018年10月現在)全建センター第37回大規模修繕工事本音セミナー「管理組合の自立」テーマに「あんしん大規模修繕工事かし保険」管理組合を守る保険制度です!

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