大規模修繕工事新聞1712(96号)
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 2009年、大規模修繕工事の検討開始。 住民自らの目で経年劣化の個所などを確認し、建物の現状を知った。その上でフローチャートの作成、大規模修繕工事の進め方の検討をはじめた。 大規模修繕工事の検討開始に際して、「管理組合が工事工事見学会で体験談を語る師岡理事長中庭スペースに仮設事務所を設置施工者からは仮設計画を中心に説明が行われた集会所棟の上にバルコニーの鉢植えなど一時保管場所を作った東日本大震災で破損したエキスパンション。その役目を果たした居住者の小学生を対象とした塗装体験イベントを実施2 File Data. 111 神奈川・上鶴間/L・ヴィアーレシティ管理組合築12年、1回目の大規模修繕「他のマンションの工事見学が効果的」 L・ヴィアーレシティ管理組合は大規模修繕工事の検討における相談先であった、マンション改修専門の建築士事務所で構成する「マンション・ユニオン保全設計協同組合」の呼びかけにより、近隣マンション向けの工事見学会、さらに居住者の小学生を対象とした夏休みイベント(施工会社の塗装技能士指導による塗装体験)を実施。マンションの維持管理をみんなで共有しようという意識がどんどん高まっている管理組合となっていた。 L・ヴィアーレシティは2001年竣工した管理組合であるものの、7年後には早くも「建物保全委員会」を発足。理事会と連携を保ちながら各種マンション関連のセミナーに参加するなど、マンションの維持保全の知識の習得に励んできた。管理組合

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