大規模修繕工事新聞101号(2018年5月号)
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首都圏関西圏(2016.2 改訂6)本紙は、首都圏・関西圏を中心とした約30,000管理組合を対象に大規模修繕工事の情報を掲載・配布するフリーペーパーです。群馬県 0.3%栃木県 0.4%茨城県 0.9%千葉県 7.2%埼玉県10.7%神奈川県25.4%東京都55.1%和歌山県 0.7%奈良県 4.5%滋賀県 2.6%県 2.6%県県 2.6%京都府11.7%兵庫県29.2%大阪府51.3% 第22回R&R建築再生展2018が5月30日から3日間、東京ビッグサイト東1ホールで開かれます。期間中は「マンション改修村」「マンション大規模修繕ゾーン」等において、リノ・ハピア㈱、㈱ティーエスケー、関西ペイント販売㈱、田島ルーフィング㈱、日本ビソー㈱、コニシ㈱などの企業がマンション改修に必要な諸々の最新工法・製品を展示します。 来場対象者はマンション管理組合、専門工事業者、建築コンサルタント、改修アドバイザーなど。出展者は約130配布先マンションデータ発行部数30,000部※各マンションには1部お届けしておりますが、複数部ご希望の方はセンターまでご一報ください。〒160−0023東京都新宿区西新宿8丁目12−1−603サンパレス新宿6階  TEL.03−6304−0278 FAX.03−6304−0279info@zenken-center.com  ◆バックナンバーはHPをご覧ください。http://www.zenken-center.com 近年は異常気象、地震、台風と世界中で災害が猛威をふるっています。被災に遭われた方々はさぞかしつらかった思いをされたことでしょう そしてこの「災害」という言葉は、ずいぶん昔、私が経験した、とあるマンションの火災事故を思い起こさせるのです…。 出火元は最上階の住戸からでした。すぐに消防車が駆けつけ、その火事はほとんど燃え広がることなく消火されたのですが、ここで予期しないことが起こったんです。 問題は火を消すために放水された「水」でした。二次被害とでもいうべきでしょうか。消火のために建物に放水される大量の水は、ナイアガラの滝のように流れ落ち、最上階から1階までを水浸しにしたのです。 とりあえず鎮火したものの、階下住戸の家財など、水浸しになったものは各戸がその保険などで賄わなければなりません。出火元には賠償義務がないからです。 とはいえ、原因は出火元の住戸ですから、被害に団体で、建築再生のための要素技術、リフォーム&リニューアルに関する技術・工法・製品・工具・システム・提案などを展示する。 入場料1,000円(事前登録の場合は無料)。詳しくはhttp://www.rrshow.jpまで。● 問い合わせ先 ●あった各戸に対しては20万円くらいの見舞金を払うのが一般的だといわれています。 ただ、そういうご家庭に限って支払えない傾向にあり、いたたまれず引っ越していってしまうという結果になりがちなんです。私が経験したケースもそうでした。 引っ越しの日、出火元のご家族がいざマンションを出発しようとしても、見送りなどありません。つらいなあ、と思っていたんです。 ところが、ふと気づくと小学生くらいの子どもたちが徐々に集まり出したんです。 それはお子さんがマンション内で友情を培った友だちでした。親同士の問題なんて、子どもたちには関係ありませんからね。 涙ながらに握手を交わし、姿が見えなくなっても力いっぱい手を振り続ける子どもたち…私はドラマのようなワンシーンを目のあたりにしました。 そして、子を持つ親として、不覚にも涙が、涙があふれ出ました。負けんなよ!って私も思い切り手を振っていました。 専有部分の火災保険も含め、防災対策はしっかりしましょう。これは自分やマンションだけでなく、周辺住民や自分の家族の人生も左右することもあるのですから。昨年の「マンション改修村」の様子2017.5.30~6.1 東京ビッグサイト東1ホール 主催:建築再生展組織委員会14「火事が起きたときはつらかった」…ある管理会社フロントマンの手記より…テーマ:「安全・安心―省エネ・健康のためのストック再生第23回R&R建築再生展2018開催

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