車体工場経営の知恵と戦略(Ⅰ) - (著)井上勝彦 - 立ち読み
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しφ上塗りを吹けば旧塗膜を含めた総合塗膜性能が十分となる画期的な下地材料が開発されれば、コストは大幅にダウンされる。部品だけを塗装する全塗装において塗装の対象となるのは車体部分だけである。いいかえるとボデl部品だけ塗装できればいいわけだ。たとえば、ボデlパlか?嘗て量したじきサlフェlサlを塗しかるに全塗装における旧塗膜をプラスチックの一種(事実そうだが)と考え、これを剥離せずに、しかるべ布することで完壁にカ重構造鋼板化する)し、バl(鉄板と樹脂の二パlツ(メーカー入郁価格なら)を使用した方ツを車体から取り外して、カセイソーダ液で煮沸し塗膜を化学的に除去し、ライン方式で塗装及び乾燥(この部分は当然ロボットでやる)させる。部品の形状での塗装乾燥であればロボット化も容易だし、当部装置(脇島Wの大きさが部品レベルになるので小さくなる)の設備投資額や熱効率も大幅にセlブ出来る。課題は脱着作業の効率化、スピード化だが、これについても修理の考え方から脱皮すれば可能である。ちなみに取外し作業は自動車解体業の作業者の作業速度が最も早いし、取り付け作業はメーカーの組み付け作業者が最も早いのでそれぞれのノウハウから学ぶべきである。また、各作業を標準化、単純化、システム化することにより、より安い労働力を使用することでコストダウンにつなげることも検討されなければならない。ただし、これに要する費用より、新品ボデーけんル事ふつじよ骨よ② anを",. 【全塗装のコストを下げる方策】①塗膜をプラスチックの1種と考える②部品だけを塗装する③はがしやすい塗料を塗布する④外装部品にカラー鋼板を採用する⑤部品を色分けする第3.1駐車体整備とは一一一

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