車体工場経営の知恵と戦略(Ⅰ) - (著)井上勝彦 - 立ち読み
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課題である。『今年の車色の流行は青です。』といって「全ての車両を青く塗りつぶす」くらいの意気込みが欲しいものである。過去に、某メーカーのマルlン塗色にリコールがあり、車体整備業界に特需が発生したことがある。この時には、塗装工場内がマルlン一色になったほどである。新車のセールスマンならユーザーの欲する色の車が間に合わないため色替えして納めた経験が一度はあるはずだ。車の色について、ユーザーにもっと関心を持たせるのも当業界の使命であり発展につながるのである。最近は、車の色を自由に変えられるシュミレーションソフト(パソコン)も安価で発売されている。これもユーザーに対するプレゼンテーションに使える。作業のし易さの点でも、また、クレームの起きにくさからいっても高年式車の方がむしろ(塗装工場にとって)全塗装対象の最適車両なのである。なお、場で評価落ちの要因となるような馬鹿げた再塗装し色を変えたことが、中古車市ぽかnHv ni 第3章E巨体整備とは一ー

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