車体工場経営の知恵と戦略(Ⅰ) - (著)井上勝彦 - 立ち読み
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Fhd 第2宣車体整備の魅力と草色素しようげききゅうし・うこうかくすようなもので、衝撃損傷が完全に除じaき去ょされていない場合は未修理部分からサビが発生したり、次の事故のときに(未修理個所あるいは不完全修理個所の部品としての強度やウイークポイントが変わるために)車両設計時の衝撃吸収効果が得られずに、人身に重大な揖傷をもたらすことになりかねない。もっと危険な場合はボデlアライメント(車体の寸法や強度)が正常に戻っていない(不完全修理)ことが次の事故の原因となる。このことから、車体整備料金の設定は高い安いで単純にきめるべき筋すL合あいのものではないことが分かる。修理側と支払い側が同じ資料を使う場合には、修理料金が高いか安いかは、修理単価(時間単価)で争うべきである。損傷範囲の判断が正しく、修理精度の設定が正しく、修理単価が妥当であれば積せき算さんされた作業および部品代金の合計である車体整備料金は正しいはずである。修理代が高いのと修理費用が高額になる車であるのとは明確に区別されなければならない。後者の場合まで車体整備業者がカバーする必要はないし、それほどの力もない。仮に、同じ事故車をAの車体整備工場では工賃単価が四千円で積算合計工賃が三十万円と出たとする。亭りをもど内d-. . . . . . . .

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