photo俳句 2018年09月号
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仲秋や飲み屋探しの薄明り行きつけの店もいいが、新たな飲み処に挑戦するのも面白い。仲秋の名月がぼんやりと見えるビルの片隅にその店はあった。老齢のマスターが一人の小さなスナックだ。頭の禿げ具合から我々と同年配かと思いきや6歳も下とのこと。この場所で40年もやっているとのこと。癌で亡くした美人の妹さんの写真が店の片隅に置いてあったことから、癌治療に関する話題で盛り上がった。この近所に来たらまた寄ってみたい、酔ってみたい店だ。

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