見積り事典-tr
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衝撃吸収部位-この作業がフロントマンの最大の仕事です。終点の確認のためには、車の構造、力学の基礎、経験と勘を総合的に活用しなければなりません。106-4.応力の集中(衝撃力の吸収).部品に切り欠け、穴開け、断面形状の変化(太さの変化)、固さ・柔らかさ等を設定するとその前後の弱い部分で、衝撃力が吸収されて、減退します。Oこのように応力の集中する部位は、損傷の痕跡が残っている部位です。損傷診断のチェックポイントとなります。。この部分は紙面では伝えられない部分です。各フロントマンが日常の男積り作業の中で経験を積むことが大切です。また、フロントと現場作業者の普段からのコミニュケーションち大切です。。見積書の複写が作業指示書となります。ちし、作業中に、損傷の範囲や損傷部位の見落としを発見した揚合は、報告してちらうことが大切です。。アジャスターは入力部分からスタートレ、衝撃力の伝播経路、損傷の範囲を確認するアプローチをします。。これに、苅して、フロントマンは、ます、終点を確認して、損傷の程度を逆にたどって、全体の損傷程度を判定します。アプローチのしかたが逆になります。。目的は同じですが、フロントマンのアプローチのしかたの方が男積ちり落ちが少ないのです。。特に、最近の車は、コンビュータで衝突実験結果を解析し、客室の変形を回避して、迂回させたり、後方に伝播拡散させています。C[JdアP.205)0しかも、車体形状が多様化しており、全ての車に共通した損傷波及形態といった簡単なものではなくなってきました。106.損傷診断に必要な基礎力学図312.修理工場のフロントマンは、損傷診断の姿勢として、ます、衝撃波及の終点を確認します。。終点の確認ができたら見積は8割がた完成したようなものです。-745-

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