大規模修繕工事新聞2019年7月号(第115号)
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Q69 内部対立でマンション内が荒れています14ISO9001・14001認証取得により、万全な品質管理と環境に配慮した施工管理システムを構築致し、お客様に安心とご満足を頂ける改修工事をご提供致します。 管理組合内部で現理事会と前理事会で意見の対立が感情的になっています。 総会で罵声が飛び交ったり、中傷合戦に発展したりしています。 マンションは生活の場ですから、住民は「こんなマンションを買ってしまった」と非常に暗い思いで毎日暮らしています。どうにかならないものでしょうか。迷惑行為が出てくることも考えられます。区分所有者から理事会への過度な権利主張や、過去の些細なミスに対する責任追及などによって理事会が機能停止になりかねません。 そういう状況を作らないためにも居住者間のコミュニケーションに配慮し、普段から開かれた民主的な管理組合運営を心がけることが大きな意味を持ちます。○対立解消のために心掛けたいこと ① 役員は組合員が考えていること、感じていることに常に注意を払う。 ②常に情報を公開しながら進める。 ③ できるだけ多くの組合員が話し合いや決議に参加するようにする。 ④ 意見の違いが人間関係の対立につながらないようにする。 ⑤ 白か黒かではなく歩み寄ることも必要。 ⑥少数意見の人を孤立させないよう努力する。 ⑦ 議論を尽くして決まったことには従うという風土を作る。 ⑧明らかな不法行為に対しては迅速に対応する。   <参考:マンション管理センター発行『新任理事のための基礎講座』>ベストアンサーに選ばれた回答コミュニケーションに配慮少数意見を孤立させないように 管理組合内部の対立は複雑に絡み合っていて単純なものではない場合が多く見られます。例えば現理事会と前役員との間に意見対立があったとしても、実は人間関係のトラブルが根底にあるというようなケースがあります。 内部対立は、重要事項の合意形成に深く影響します。どちらのグループが理事会の主導権をとっても、対立するグループが必ず反対するというような状況では管理組合運営が進行できません。 また、個人に対する中傷文書の配布、いやがらせ等の教えて!管理組合交流相談室

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