大規模修繕工事新聞電子版dsk18-04
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う4【物件概要】 ・発注者:藤和千歳台ホームズ管理組合法人 ・住  所:東京都世田谷区千歳台6−12−6 ・建物構造:RC造地上5階建て・20戸 ・工事内容: ①共通仮設②系統バルブ更新および吸排気弁更新③専有部内給水・給湯管更新④その他付帯工事 ・工  期:2018年9月~2018年12月(予定)【応募条件】 ①東京都内に本社または支店があり本工事を担当できる②監理技術者である一級管工事施工管理技士の社員を、工事期間中監理技術者として現場に常駐させることができる③資本金1億円以上。応募営業所等で過去3年間の完成工事高における、改修工事の売上げ比率が30%以上である④経営事項審査結果事項で管工事の総合評定値(P評点)が700点以上、経営状況評定(Y評点)が700点以上である⑤応募営業所等で過去3年間に当マンション同規模以上の分譲マンションの設備改修工事(3,000万円以上)元請請負実績5物件以上 (施工中を含む)⑥過去3年間に赤字決算がない【提出書類】 ①連絡窓口および担当者氏名、応募する工事内容を記載した見積参加願い(書式自由)②応募条件を証する書類と会社概要【応募締切】 2018年4月16日17時必着(郵送または宅急便による送付)【応募先】 〒160−0023 東京都新宿区西新宿4−32−4      ハイネスロフティ608号 株式会社KAI設計 TEL. 03−6300−5709 can@kaisekkei.com* 書類選考結果の通知予定は2018年4月23日。通知はメールにて行います。* 電話などでの問い合わせには応じません。また提出書類は返却しません。われる方々が30歳だったと想定しても、現在は既に60歳半ばになっています。第一世代の方々に至っては若年層でも70歳半ばを突破して80歳に届く勢いしょう。 以上のように菅氏は「今まで4グループでけん引してきた市場のうち、半分の2グループが崩壊しつつある予兆だと思う」と話しています。 ⑵ 消費税が増税されたとしても、オリンピックや増税前の駆け込み工事が終わったあと、落ち着いて大規模修繕工事を行う いずれにしろ、みんながみんな集中する時期に大規模修繕工事を行うことは、良いことではありません。 工事が集中する時期は、工事費の高騰、人手不足による工期の遅れなど、管理組合にとって得なことはないのです。 大規模修繕工事の実施時期は業界の流れをみて、「分散」している時期こそが一番よいと考えられます。 つまり、上半期6,000億円市場が3,000億円になった「今」がおすすめ時期といえるのではないでしょうか? 業界的な視野も情報のひとつに入れて、管理組合の「損」にならないような対応をしてもらいたいものです。管理組合発注の工事高前年同期比48%減 国土交通省・建設経済統計調査室が毎年、半期ごとに実施している「建築物リフォーム・リニューアル調査報告」で驚くべき数字が出ました。この調査は建設業許可業者5,000社に対して、元受けとして受注したリフォーム・リニューアルをアンケートしたものです。 平成29年度上半期(平成29年4月1日~6月30日)の調査結果によると、発注者を「管理組合」に限定した工事受注高は2,917億円で前年同期比48.0%減となりました。 平成26年度から3年間の上半期はいずれも6,000億円強であったのにもかかわらず、突然今年度上半期で約半分の数字になってしまったのです。 この要因はどこにあるのでしょうか?築30年超は修繕項目が山積み高齢化でリーダー不在が要因? 長年、大規模修繕工事の設計を手掛ける㈱KAI設計の菅純一郎氏によると、「工事案件数の減少は市場構造によるものとではないか」ということです。 ここ10年程度は、第四世代2000年初期グループ(現在築10年程度)、第三世代1990年代グループ(現在築20年程度)、第二世代1980年代グループ(現在築30年程度)、第一世代1970年代グループ(現在築40年程度)と4世代のマンションが大規模修繕の対象として動いてきました。 そこで現在、問題の一端となっているのが、「第一世代と第二世代で管理組合内の高齢化による機能障害が起きているのでは」というのが菅氏の考えです。 ただでさえ、30年を超えて実施しなければならない修繕項目が山積みの上、これを進めるリーダーのなり手がいない状況が生まれています。 第二世代の購入層のうち、最も当時若年であったと思工事集中時期は組合に得なし分散時期の「今」がおすすめ 2019年には消費税10%への値上げが現実味を帯びています。 また、2020年には東京五輪・パラリンピックが開催されることで、現場作業員の人手不足が深刻度を増している最中でもあります。 こうした状況を大規模修繕工事の立案、計画をしている管理組合はどう捉えているのでしょうか。 ⑴ 人手不足でも消費税増税の前に大規模修繕工事を行大規模修繕工事の実施時期消費税増税、東京五輪前の現在、なぜ工事が減少? 給水設備改修工事見積参加者募集4/16締切工事着手はいつがいい!?

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